里山を未来へ・・・

〜幻の古代米「こみのロマン」ができるまで〜

ふるさと「こみの」を守る!!

香川県三木町小蓑(こみの)は、高松市と徳島県に隣接した、中山間地域です。渓流の清らかな水や良質な土壌、そして寒暖差が大きい等、自然豊かな環境のなかで、体にやさしい米や野菜が作られています。

近年、高齢化や過疎で、地域の存続が大きな課題となり、「自分たちのふるさとを守ろう!」と、20年ほど前から、地域一丸となって田畑の保全や農村体験イベントの開催、農村レストランや農家民宿の運営などに取り組んできました。

そんな小蓑の棚田は、2022年2月、農林水産省の「つなぐ棚田遺産」に選ばれ、この癒しの風景をなんとか後世に受け継いでいきたいという想いが、より強まっています。

こみの古代米プロジェクト

2022年6月にスタートした「こみの古代米プロジェクト2022」では、古代米の一種である緑米を使って地域のにぎわいづくりに取り組んでいます。この緑米は、古代米の中でも生産量が少ない貴重な品種で、三木町を盛り上げたいと田んぼアートに挑戦されていた方から受け継いだものです。
長年利用されていない田んぼを活用して栽培し、成長過程を発信したり、商品企画会議や収穫祭などのイベントを開催、カフェやマルシェで販売するなど、地域内外をつなぐプロジェクトに成長中です。

のどかな里山で、すくすく育ちました!!

緑米の稲穂は濃い紫色で、玄米は薄い緑色。
玄米の皮の部分にクロロフィルという緑黄色野菜に含まれている成分が含まれています。

食物繊維やマグネシウムなども多く含まれ、ヘルシーで、不足しがちな栄養を補うことができます。

そして、小蓑の良質な水や土壌、自然豊かな里山で育った「こみのロマン」には小蓑のエネルギーがたっぷり!


日々の食事にぜひ取り入れてみてください。

新こみの名物「緑米玄米もち」

緑米は、ふつうのもち米より粘りが強く、甘みがあるのが特徴です。玄米のまま白米に混ぜて炊くと、もちもち・プチプチ感を楽しむことができ、ごはんがより美味しくなります。

また、緑米の玄米もちは、素朴な風味と弾力があって、絶品!!
こみのの新たな名物になっています。

米作り体験イベント

古代米プロジェクトでは、体験を通して小蓑の自然や食に触れてもらい、世代や地域を越えた交流を大切にしていきたいと考えています。
体験イベントなどの情報は、カフェサングリエのInstagramにてご案内しています。